8/14-8/17まで、当院では夏期休暇となります。夏期休暇中は大腸ポリープ切除後、止血術などの対応ができなくなるため、8/8から予定の大腸検査を中止していました。その影響もあり、大腸内視鏡検査が最近遅れがちになっています、大変申し訳ありません。
今年度は『便潜血検査で異常があった際の、精密検査はできるだけ内視鏡を』と、医師会?からも通達がありました。つまり、注腸造影だけでは不十分であるかのように通達が届いています。
大腸内視鏡検査はおしりからカメラをいれて実際に観察する方法です。
注腸造影はおしりから管を入れ、バリウムを大腸に流して撮影をする方法で、胃透視の大腸版になります。
内視鏡の方が実際に直接観察するため、精度が高いのはもちろんですが、同時にポリープ切除もできるため、メリットは大きいのですが、検便で異常があった人、全てに行うには不安もあります。
どちらの検査も下剤で大腸をきれいにしてから行うのですが、(当院では)注腸造影はコップ1杯の下剤、内視鏡は約2リットルの下剤を飲んで頂いてから行います。そのため、たとえば、大腸癌があったりして、大腸が狭くなっていたりすると、2リットルの下剤と便が狭いところで通行止めになってしまい、『腸閉塞』という状態になってしまうことがあります。腸閉塞になってしまうと、腹痛や嘔吐を来たし、場合によっては緊急手術になってしまう可能性もあります。その点、注腸造影の方が下剤が少ないこともあり、やや(内視鏡よりは)安心して行うことができます。当院でも症状から、便秘の強い方や、進行がんの疑いがありそうなときは注腸造影からお勧めすることもあります。
また、大腸は管になった臓器ですが、『くびれ』があるため、内視鏡の死角になる場合もあり、注腸造影の方がよくわかることもあります。
内視鏡医からすると、内視鏡の前に注腸造影やCT colonography(小牧では小牧第一病院で行っています)
が事前に行われていると、大腸の長さや走行がわかるため、とても安心感があります。
注腸造影にもメリットがあり、決してだめというわけではないと考えていますが、今後、各施設で大腸内視鏡を勧められることも多くなると思います。当院では積極的に大腸内視鏡検査およびポリープ切除を行っておりますので是非ご利用下さい。
☆院長日記はそろそろギブアップしてスタッフにも手伝ってもらおうと思います…。
今年度は『便潜血検査で異常があった際の、精密検査はできるだけ内視鏡を』と、医師会?からも通達がありました。つまり、注腸造影だけでは不十分であるかのように通達が届いています。
大腸内視鏡検査はおしりからカメラをいれて実際に観察する方法です。
注腸造影はおしりから管を入れ、バリウムを大腸に流して撮影をする方法で、胃透視の大腸版になります。
内視鏡の方が実際に直接観察するため、精度が高いのはもちろんですが、同時にポリープ切除もできるため、メリットは大きいのですが、検便で異常があった人、全てに行うには不安もあります。
どちらの検査も下剤で大腸をきれいにしてから行うのですが、(当院では)注腸造影はコップ1杯の下剤、内視鏡は約2リットルの下剤を飲んで頂いてから行います。そのため、たとえば、大腸癌があったりして、大腸が狭くなっていたりすると、2リットルの下剤と便が狭いところで通行止めになってしまい、『腸閉塞』という状態になってしまうことがあります。腸閉塞になってしまうと、腹痛や嘔吐を来たし、場合によっては緊急手術になってしまう可能性もあります。その点、注腸造影の方が下剤が少ないこともあり、やや(内視鏡よりは)安心して行うことができます。当院でも症状から、便秘の強い方や、進行がんの疑いがありそうなときは注腸造影からお勧めすることもあります。
また、大腸は管になった臓器ですが、『くびれ』があるため、内視鏡の死角になる場合もあり、注腸造影の方がよくわかることもあります。
内視鏡医からすると、内視鏡の前に注腸造影やCT colonography(小牧では小牧第一病院で行っています)
が事前に行われていると、大腸の長さや走行がわかるため、とても安心感があります。
注腸造影にもメリットがあり、決してだめというわけではないと考えていますが、今後、各施設で大腸内視鏡を勧められることも多くなると思います。当院では積極的に大腸内視鏡検査およびポリープ切除を行っておりますので是非ご利用下さい。
☆院長日記はそろそろギブアップしてスタッフにも手伝ってもらおうと思います…。
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